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『人は聞き方が9割』の研修

以前に「発信する力」を養うために、お笑い芸人のコミュニケーションを学ぶ研修をご紹介しましたが、今回は「聞く力」を養うための研修をご紹介します。

宿泊施設で働く接客スタッフの中にも話すことが苦手な方がいらっしゃいます。話すことが苦手でも、「聞く力」にフォーカスした研修を行うことによってお客様と少しでも会話ができるようになれば、という施設のご要望に応えるべく、他の候補も検討した結果、2021年のベストセラーの『人は聞き方が9割』の著書である永松茂久氏を招いて、講演という形の研修を行いました。

研修では、講師自身の人生の失敗から成功までの経験談を踏まえて、聞く力が及ぼすメリットや人間の本質的な欲求に言及し、上司・同僚・部下とのコミュニケーションの取り方、接客の時に意識すること、会議の在り方など著書に沿って話をしてもらいました。

聞く力のスキルには”感嘆”や”共感”、”賞賛”などリアクションの技術がいくつかありますが、具体例やロールプレイングを通して「これならやれる!」ということを実感してもらいました。
話やすい環境は聞く人の姿勢が大きく影響します。
例えば、会議の場では、それまで談笑していた人々が、いざ会議が始まると急に表情のスイッチが切れたり、リーダーのジャッジ癖が出てしまったり(すぐに否定しがち)、といった光景は多くの会社に当てはまるのではないでしょうか。

ご依頼いただいた施設の経営者は、色々な研修・講演を通して従業員が人としてさらに成長し、人生を豊かにして欲しいという思いがあります。

今回の研修のようなコミュニケーションスキルを高めることは、お客様との会話やスタッフ同士の打合せ、会議、日常生活など、あらゆる場面においてスタッフにとってプラスの効果をもたらします。一般的なサービスマナー研修とは目的も性質も大きく異なりますが、働くスタッフの人生を豊かにすることは、人材確保やES向上の観点からも大切なのではないでしょうか。

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